先日のお休みは、神戸に足を伸ばしてみました。
色々、行きましたが、今回紹介するのは湊川神社。
室町時代末期の武将 楠正成を祀った神社です。
広い境内で、本殿の奥には、足利尊氏との戦いで敗れ、一門と自刃したと伝えられる場所が
残されています。
で、神社の宮司さんにお願いして拝見させていただきました。
上の写真の奥、こんもりした所が戦没地だそうです。
ちなみに、こちらの神社が造られたのは明治3年で、それまでは楠正成を祀る五輪塔があっただけだったそうです。
今でも、神社の入り口の右手に安置されています。
楠正成は後醍醐天皇の忠臣として有名。
神社の前が西国街道に面していた事もあり、幕末の有名な志士も沢山参っています。
たとえば、吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬などです。
高杉の下僕の伊藤博文は、明治になり初代の兵庫県知事を勤めますが、その折、ここに灯篭を
1対寄進します。
その後、いろいろな政治家もお参りし、灯篭を寄進するようになりました。
早稲田大学の創始者としても有名な大隈重信もそのひとりでした。
しかし、大隈の寄進した灯篭の高さは約2m。 最初に寄進した伊藤の灯篭は1m。
この話を聞いた伊藤は、すぐに約1mの台座を造らせました。
その写真が、これです。
手前が大隈重信の灯篭で、奥が伊藤博文の灯篭です。
いかにも、見栄っ張りの伊藤らしいお話ですよね。
それぞれの灯篭にはしっかりふたりの名前も刻まれています。
さて、神戸にはここ以外にも歴史で有名な場所がたくさんあります。
源平合戦で有名な生田の森や一の谷。
幕末では、坂本龍馬や勝海舟の海軍操練所跡など。
また、機会があれば、少しづつご案内したいと思います。
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